「推しの空港」①

空港というのは、ただ飛行機に乗り降りする場所じゃない。旅の始まりと終わりを告げる、大切な「旅の玄関口」だ。特に、海のそばにある空港は、着陸の瞬間の景色が格別で、飛行機の窓から広がる海を眺めていると、それだけで気分が高まる。たとえば、羽田空港。東京湾を見下ろしながら降りていくと、海がキラキラと光り、「ああ、もうすぐ東京に着くんだな」と実感する。関西国際空港もそうだ。完全に海の上にあるので、まるで海に浮かぶ島のような感覚になり、飛行機がゆっくりと滑走路に向かうたびに、「本当にここに降りて大丈夫なのか?」とちょっとドキドキする。でも、長崎空港はひと味違う。何が違うって、「海との距離感」がまるで別物なのだ。
長崎空港に降りると、まず感じるのが海の近さ。いや、「近い」なんてもんじゃない。「もう、海の中にいるんじゃないか?」と思うほどだ。普通、海に面した空港でも、滑走路の先に海がチラッと見えるくらいのものだけど、長崎は違う。滑走路のすぐ横が海なのだ。着陸の瞬間、飛行機の窓から見えるのは、どこまでも広がる青い海で、波が静かに揺れ、キラキラと反射する光。「え、本当にここに着陸できるの?」と一瞬不安になるほど、飛行機は海スレスレを飛び、ふわっと機体が地面に触れた瞬間、「おお、着いた!」と安堵しつつも、なんだか特別な場所に来たような気分になる。飛行機を降りると、ほんのり潮の香りが漂ってくるような気さえして、「ああ、長崎に来たなあ」と実感する瞬間だ。普通、空港に着いても「移動手段のひとつ」としか感じないことが多いけど、長崎空港は違い、降りた瞬間から、もう旅が始まっている気がする。
その前の週、広島に行っていた。広島空港も素敵な場所だけど、あそこは完全に「山の中」。飛行機が降下するにつれて、見えるのは緑、緑、緑! 周囲をぐるっと山々に囲まれていて、飛行機が滑走路に入ると「あれ、ここってどこ?」と一瞬わからなくなるほどだった。それに比べて長崎空港は、開放感が段違いだ。着陸の瞬間から、目の前にはどこまでも続く海が広がり、飛行機の窓から見える景色はまるで南国の島に降り立ったような気分になる。飛行機が滑走路に入るときも、「このまま海に突っ込むんじゃないか?」と思うくらい海が近く、空港を出た後も、その開放感は続いていく。長崎は島々が点在する土地だから、どこを見ても海が広がっていて、「ああ、アイランド感満載の場所に来たな」と自然に感じるのだ。
旅というのは、目的地だけじゃなく、その過程も大切だ。空港に降り立った瞬間から気分がグッと上がるような場所は、やっぱり特別だと思う。長崎空港はまさにそんな空港で、飛行機を降りた瞬間に感じる海の存在感、どこまでも続く水平線、そして「アイランド感」たっぷりの景色が旅のワクワク感を盛り上げてくれる。ただの移動手段として飛行機を使うのではなく、「旅そのものを楽しみたい」という人には、ぜひ一度体験してほしい。長崎空港は、ただの空港じゃない。「旅の気分を高めてくれる、推し空港」なのだ。
という訳でまた長崎に行きたいです。研修や講演会などご相談下さい。健康や介護系が專門です。
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