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私のアナログガジェット◯◯

「私のアナログガジェット◯◯」

ガムを噛むと、なんだか頭がシャキッと冴える。朝のぼんやりした時間、まだ目も覚めきらず、思考もどこかふわふわしている。そんなときに口にポイッと入れるひと粒のガム。最初のひと噛み「くちゃ」、次のひと噛み「くっくっ」。すると、スイッチが入ったみたいに目の奥がパチッと開き、ぼんやりしていた世界が一気にクリアになるあの感覚。たまたまそう感じるだけ? いえいえ、実はちゃんとした理由があるんです。

キーワードは、「三叉神経(さんさしんけい)」。顔の中でもかなり重要な神経で、顎の動きだけじゃなく、目や脳の周辺にも張り巡らされているこの神経。ガムを噛むという行為は、単に口を動かしているだけのように見えて、実はこの三叉神経をじわじわと刺激してくれるんです。この刺激が脳の中でも特に集中力や注意力をつかさどる前頭葉というエリアに届くことで、「あ、今やるべきことに集中しよう」って、脳がやっと本気を出してくれるようになる。そう、あの目が覚めるようなスッキリ感には、ちゃんと科学的な裏付けがあるんです。

しかも、三叉神経は目の周囲にもつながっているので、噛むことで視神経にも間接的に刺激が伝わるという話。実際、私自身も朝の眠気覚ましにガムを噛むと、目がスーッと開いて、視界がクリアになっていくのを感じます。単なる気分じゃないと思うと、なんだかガムの印象が変わってきませんか? そう、ただのスイーツじゃなく、ある意味“脳のお目覚めツール”だったというわけです。

ちなみに私は、仕事前や集中したいときはもちろん、午後の眠気が押し寄せる時間にもガムを活用しています。特にミント系のガムは「ツーン」と鼻に抜ける刺激が効いて、「よし、やるか!」と気合いが入る。まるで頭の中がリセットされるようで、アイデアも浮かびやすくなる。集中力って、気合いだけでどうにかなるもんじゃないなと、この歳になって実感しているところです。

集中したいのに、どうにも頭が働かない。眠気はないはずなのに、気が散って仕方ない。そんなとき、「とりあえず噛んでみるか」とガムに頼るのは、案外正解かもしれません。ガムを噛むという小さなアクションが、三叉神経を通じて脳に届き、集中力をグッと引き上げてくれる。しかも副作用ゼロ。ちょっとした習慣で、仕事の効率や勉強の質が変わるのなら、それってかなりお得ですよね。

だから、今日も私はガムをバッグに忍ばせています。眠気覚ましに。集中したいときに。ちょっとリフレッシュしたいときに。あの「くっちゃ、くっちゃ」というリズムが、私の1日を助けてくれるのです。ガム、あなどるなかれ。ただのオヤツだなんて思ったら損です。あなたの脳に、そっとスイッチを入れてくれる、アナログなガジェットかもしれません。

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