
□最近スタミナが無くなってキタ〜
最近、階段を上るだけで息が切れる。買い物の荷物がずっしりと腕にのしかかる。子どもと遊ぶどころか、ボールを投げただけで肩が悲鳴を上げる。そんな経験はないだろうか?「昔はこんなに疲れなかったのになぁ」とため息をついたことがある人、それは間違いなくスタミナが減少しているサインである。スタミナというのは、単に「体力があるかどうか」という話ではなく、赤血球を増やし、酸素を効率よく運び、心肺機能を強化する——つまり、疲れにくい体をつくるためのコツなのだ。
しかし、このスタミナがなかなかめんどくさい。「今日から運動するぞ!」と意気込んでも、三日坊主どころか、初日にして筋肉痛でリタイアすることもしばしば。日々の疲れが抜けず、いざ運動を始めてもすぐに息が上がる。だからこそ、多くの人がスタミナをつけたいと願うのだ。仕事でバテたくない、健康的な体を維持したい、スポーツを思い切り楽しみたい、そして何より「階段くらい軽やかに上りたい」。酸素をしっかり体に行き渡らせることで、疲労回復が早まり、毎日がぐっと楽になるのだから、これはもう鍛えるしかない。
ところで、運動といえば「いきなりランニング!」と思いがちだが、それはまるで泳げないのにいきなり海に飛び込むようなもの。まずはストレッチから始めるのが吉だ。筋肉をほぐしてリラックスすると、驚くほど体が軽く感じる。そして、なぜか「ちょっと体を動かしてみようかな?」という気持ちになる。気がつけば「軽く走ってみるか」「スクワットでもしてみよう」と、自分でも驚くような行動に出る。ストレッチが運動のスイッチになるというのは、なかなか面白い話である。
スタミナがつくと、仕事にも好影響がある。立ち仕事や営業職の人はバテにくくなり、デスクワークの人は集中力が持続するようになる。実際、酸素摂取量が低い人ほど集中力が持続しにくいというデータもあるくらいだ。仕事中に「頭がぼーっとする」「気が散る」という人は、試しにちょっと体を動かしてみてほしい。たった数分のストレッチや軽い運動で、驚くほどスッキリする。酸素が脳に行き渡ると、頭が冴え、作業スピードが上がるというのは、まさにスタミナの恩恵である。
また、スタミナがつくと精神的にもタフになる。「まだやれる」という気持ちが生まれ、前向きになれるのだ。逆に、疲れやすいと気力まで奪われ、「もう無理…」と何事も諦めがちになってしまう。だからこそ、スタミナをつけることは単なる体力強化ではなく、「やる気」や「意欲」にも直結するのだ。
スタミナは、人生のあらゆる場面で味方になってくれる。赤血球を増やし、心肺機能を鍛えることは、仕事、趣味、健康、すべてに良い影響を与える。ちょっとした運動を取り入れるだけで、日々の疲労感がぐっと軽減されるし、何よりも毎日を軽やかに過ごせるようになる。まずは今日、軽いストレッチから始めてみよう。そして、気が向いたら少し歩いてみる。それが、スタミナ強化の第一歩となる。さぁ10秒でいいからストレッチでもはじめてみましょう〜
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