□リスナーのMさん 報告ができなくて、ごめんなさい。

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*写真は福嶋尊です!
【Mさん 報告ができなくて ごめんなさい。】

□私がトークイベント「DAF」に初めて出場した時だった。
人気の著者さん達が登壇するという事で、
会場は超満員でした。

トップバッターだった私は、スピーカーとしての経験少なく、
緊張しまくりでした。
呼吸が浅く、唇は真っ青、おまけに
膝がガクガクしてまっすぐ歩けないくらいだった。
案の定 ステージに出ても、
意識が朦朧したフラフラの状態でした。
そんな中
「ヨッ! 待ってました! ソラ~ソラ~」
変な野次が聞こえた。 ドキッとして声の主の見たら、
大きなサングラスをしたMさんだった。
タモリさん似の過激なビジュアルにも
面食らいましたが、
次の瞬間、
電気ショックを食らったような
ビリビリした衝撃が走りました。
よーく Mさんの様子をみると、
なんと 手に小さなマイクを持ち
私のスピーチを録音していたのです。
私は「ああ こんな俺の話でも、
   録音して聞いてくれるのか!」
と思ったのと同時に
「こんなに、ていねいに聴いている人が、いるんだから緊張なんてしている場合じゃない、しっかりやりきろう!」
 と「スピーカーとしての覚悟」ができました。
おかげで私は、大きな声でハキハキと話し始めることができスピーチは大成功でした。
マックさんの野次(応援)と録音する姿を見たからこそ
私のスピーカーとして「覚悟」が出来たのです。
今 思えば、録音して私の音声を聞く・・・
彼こそ、福嶋の初めてのリスナーさんだと思います。

・・・あれから 5年が経ちました。

7月より体調が悪いと聞いていましたが、
まさかこんな早く旅立ってしまうとは、
思いもしませんでした。

「Mさん。報告が遅れてごめんなさい。
 あの緊張しまくりの福嶋は
 今では、 ラジオのレギュラー番組を3つ持つまで成長しましたよ。
 いつもどこかでMさんが野次を飛ばしている姿を想像しながら、がんばります。
これからはMさんの分までしゃべり倒します」

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 合掌
 Mさん ありがとうございました。 福嶋尊